UEFA レアルから提出されたバルセロナの審判買収疑惑「ネグレイラ事件」に関する資料の受理を発表

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欧州サッカー連盟(UEFA)は1日、レアル・マドリードから提出されたバルセロナの審判買収疑惑「ネグレイラ事件」に関する資料を受理したと発表した。

この事件はバルセロナが長年に渡り、1994年から2018年までスペインサッカー連盟の審判技術委員会の副会長を務めたホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラ氏とその息子の所有する企業「DASNIL95 SL」に、コンサルタント料として多額の金銭を支払っていたことで一大スキャンダルに発展した。

バルセロナがDASNIL95 SLに2016年から2018年にかけて約140万ユーロ(約2億5200万円)を支払ったことに対し、検察が贈収賄疑惑で捜査を開始。その後、さらに2001年から2018年にかけて合計840万ユーロ(約15億1200万円)の支払いがあったことが発覚し、バルセロナおよび同クラブの会長や幹部が起訴された。

ネグレイラ氏はかつてスペイン1部リーグで13シーズン主審を務めた人物だが、検察の調べに対し、判定に関してバルセロナを優遇したことは一度もなく、これらの金銭は全てコンサルタント業務による費用であることを主張。

バルセロナも審判分析リポート作成のために支払ったもので何ら問題ないと反論し、08-09年シーズンから11-12年シーズンまでの4季、バルセロナで監督を務めたグアルディオラ氏も、「我々があらゆるタイトルを勝ち取ったのは、相手よりもはるかに優れていたからだ」と自分たちの実力であることを強く訴えた。

司法捜査が続く中、Rマドリードは今年の6月、UEFAの懲戒機関にネグレイラ事件に関する資料を提出したことを発表。

その後、UEFAは1日に声明を出し、「スペインサッカー連盟・審判技術委員会の元副会長ホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラ氏が関与する事件に関して、バルセロナに対する現在進行中の調査に関連する多数の資料をRマドリードから受理したことを確認しました。UEFAの倫理・規律調査官も一連の最新の資料を受け取っており、今後、この件に関する調査の一環として精査する予定です」と伝えた。

Rマドリードはこの声明を受け、UEFAがネグレイラ事件の調査を継続することを強調し、「競技の公正性や審判制度への信頼に直接影響を及ぼす、極めて重大な事案に関する膨大な資料や証拠が含まれています」と訴えた。

スペイン紙アスによると、Rマドリードはネグレイラ事件に関する5万ページに及ぶ数千点の資料、証拠や陳述書をUEFAに提出したという。そして、バルセロナはUEFAから同組織の定める規則に違反していると判断された場合、欧州カップ戦への1年間の参加資格停止処分を受ける可能性があると伝えている。(高橋智行通信員)