<国際親善試合:アルゼンチン-ベナン>◇6日(日本時間7日)◇ブエノスアイレス
世界史上最高のスーパースター、アルゼンチンFWリオネル・メッシ(39=マイアミ)の代表引退試合が行われ、自らのゴールをもって有終の美を飾った。
「GRACIAS(ありがとう)10」。試合前のピッチにメッシの10番を模した縦40メートルほどの巨大ユニホームが飾られた。家族も見守る中で先発出場。国際Aマッチ208試合目となった。
首都ブエノスアイレス、8万5000人を収容するエスタディオ・マスモヌメンタルは熱気が充満。花火が派手に上がる中、メッシはこの日のための特別仕様のユニホームを着込み、息子を伴ってピッチに入場した。アルゼンチン国歌の際には、ベンチのスカロニ監督の目からは大粒の涙がこぼれた。誰もが偉大なるメッシの功績を思い起こし、胸に詰まるものがあった。
こうして迎えたラストマッチ。メッシは後半26分にPKでゴールを奪った。代表通算126点目。耳をつんざくような大歓声に包まれた。
メッシは今夏のワールドカップ(W杯)北中米大会の準優勝を最後に8月31日(日本時間9月1日)アルゼンチン代表からの引退を表明した。父ホルヘさんが8月7日に亡くなったことを受け、「今がその時だと理解している」と退く決意を固めた。
18歳だった2005年に代表デビューし、足かけ22年。「アルビレセステ(白と空色、代表チームの愛称)」に208試合を刻んできた。06年ドイツ大会から史上最多となる6大会連続のW杯出場。1度の優勝、2度の準優勝。この間、史上最多8度のバロンドール受賞。王様ペレや神の子マラドーナ同様に、史上最高の選手とたたえられる。
アルゼンチン国民に見守られながら、メッシは愛したアルゼンチン代表という場所に別れを告げた。