【欧州CL】ビニシウス悲しげな途中交代にモウリーニョ監督「不満があったからではない」

Rマドリード対ライプツィヒ ボールに触るRドリードのビニシウス(ロイター)

<UEFAチャンピオンズリーグ:Rマドリード4-1ライプチヒ>◇21日(日本時間22日)◇1次リーグ第3節◇ベルナベウ

【マドリード(スペイン)=高橋智行通信員】レアル・マドリード(スペイン)がライプチヒを4-1で破り、開幕から3連勝となった。

FWビニシウスは前半29分、左サイドから鋭いドリブルで一気にゴール前まで持ち込み右足シュート。GKファンデフートのビッグセーブに阻まれたが、見せ場をつくった。

そのビニシウスは後半25分にFWディオマンデと交代し、ベンチに下がった。少し残念そうな面持ちで、チームメートらとタッチした後、ベンチの奥へ引っ込んだ。

試合後の会見でモウリーニョ監督にビニシウスの交代について質問が飛んだ。「交代となったビニシウスが悲しげに見えた」という問いに対し、こう回答した。

「彼が悲しんでいるかどうかは非常に個人的な問題だ。おのおのにそれぞれ感じ方があると思うが、彼がどう感じているかは本人にしか分からない。私は彼のパフォーマンスに満足しているよ。常に個人として決定的な活躍を期待されるが、今日も私の好きなプレーをしてくれた」とおもんぱかった。

続けてこの日のプレー意図について説明した。

「相手の右サイドバックがライン間を突いてくるタイプの選手だったので、ビニは3人の攻撃陣の中で守備面の責任が最も大きかったが、それをうまくカバーしてくれた。中央のエリアにボールを入れられたのは1回だけだ。その後、ボールを持った時に突破力はなかったが、バランスが取れており、ボールを失うこともなかった。GKにファインセーブをされたものの、素晴らしいプレーも見せてくれた」

結果的にビニシウスが下がり、代わって入ったディオマンデが後半42分に右足ボレーでのスーパーゴールを決めた。そこは采配を的中させたと言えよう。

「交代は彼(ビニシウス)に不満があったからではなく、ヤン(ディオマンデ)やエンドリックのような選手を投入することで試合に新たなスピードをもたらせられる充実したベンチメンバーによるものだった。私が調子の悪くない選手を下げ、何か違うものをもたらせてくれると考えて選手を投入することは今後も頻繁にあると思うので、皆さんにはそのことに慣れてほしい。質問は理解できるし、ビニには確かに皆のサポートが必要だと思う。アウェーでブーイングを浴びることは多くの場合、モチベーションになるが、ホームではダメージを受ける。とはいえ、私は彼のパフォーマンスに満足しているよ」

スター選手たちを操ることに長けた希代の名将は、その手腕を余すことなく発揮している。