「滑稽で馬鹿げている」バレンシア・アギーレ監督が退場者に苦言 佐藤龍之介は5戦連続出番なし

ハビエル・アギーレ氏(2025年9月撮影)

<スペインリーグ:バレンシア1-2ビリャレアル>◇24日◇第10節◇メスタージャ

バレンシアのアギーレ監督(67)が痛恨の敗北を喫したビリャレアル戦後、「何か言って退場になるなんて滑稽で馬鹿げている」とイングランド人MFエリオットに対して苦言を呈した。

バレンシアは24日にホームで行われたスペインリーグ第10節でビリャレアルと対戦した。立ち上がりから押し込まれる展開になるも、前半38分にラバが獲得したPKをペペルが決めて先制する。しかし、後半24分にフリーマンに同点弾を許すと、終了間際にミカウタゼにカウンターから決勝点を奪われ、1−2の逆転負けを喫した。

アギーレ監督就任後の3試合、2分け1敗と勝利なく、リーグ戦成績は10試合1勝3分け6敗、勝ち点6の19位で降格圏に沈んだままである。佐藤はコルベラン監督解任後、5試合連続出番なしという厳しい状態が続いている。

試合後、アギーレ監督が記者会見に出席した様子をスペイン紙アスが伝えた。まず、最後に勝ち点2を落としたことについて、「最終的に勝てなかったが、チームは多くのことをうまくやっていると思う。一方でプレーの安定性など改善すべき点もある。勝ちたいという気持ちが強すぎたことで守備が甘くなったし、相手には高いクオリティーがあった。そして、オトルビのけがが全てを変えてしまった」と分析した。

開始直後に負傷交代を余儀なくされたオトルビについては「重傷でないことを願っている。医師は大丈夫だと言っていたが、映像を確認するまでけがの程度は判断できない」と説明した。

アギーレ監督はまた、終了間際にイエローカード2枚で退場となったエリオットについて、「我々は悪くなかったし、試合は拮抗(きっこう)していた。何か言って退場になるなんて滑稽で馬鹿げている。彼はスペイン語をほとんど話せないし、主審に何を言ったのか分からない。もしかするとバイリンガルなのかもしれない。しかし、彼は何か発言したことで退場させられた。それがすごく腹立たしい。彼にもそのことを伝えたよ。ここには暗黙のルールというものがある。彼のせいではない。誰を起用か、どんな戦い方で臨むかを決めるのは私なので、それは私の責任だ。内々で彼と話し、言わなければならないことは伝えるつもりだ」と苦言を呈した。

バレンシアはこの後、28日の国王杯1回戦で6部タベルネス、11月1日のスペインリーグ第11節でエルチェとそれぞれ対戦する。(高橋智行通信員)