中村敬斗のリヨンに激震、フォンセカ監督退任へ 財政難のクラブは「給与を8カ月分節約できる」

リヨンのパウロ・フォンセカ監督(現地時間2026年10月9日撮影)

日本代表MF中村敬斗(26)が所属するフランス1部リヨンを率いるパウロ・フォンセカ監督(53)が、ポルトガル1部スポルティングの監督に就任することが決定的になった。

ポルトガルのスポーツ紙ボラは「スポルティングとの契約は2030年までで、水曜日(4日)に正式発表が行われる可能性がある」とした。

2日の仏レキップ紙も「アンジェ戦での勝利後、涙を流したフォンセカ監督は、この日曜日(1日)がリヨンでの最後の指揮となる。彼はクラブ幹部にスポルティングへの移籍を許可するよう要請した」と伝えた。

「リヨンの首脳陣は沈黙を守っているが、この状況は長くは続かないだろう。波乱のないシーズンを望んでいたクラブは、スポーツ面での不測の事態を最小限に抑えるため、安定を重視する姿勢から、この知らせを苦々しく受け止めた。しかし、彼らにはフォンセカ監督を留任させる選択肢はなかった」

同紙はその理由について「リヨンは総額月額40万ユーロ(約7200万円)と推定される巨額の給与を8カ月分節約できる上、300万ユーロを超える移籍金も回収できる。これにより、数週間後にDNCG(フランスサッカー財務管理委員会)に提出する財務報告書の数字が大幅に改善されることになる」と説明した。

多額の負債を抱えているリヨンは昨年6月、リーグのクラブ財政を監督する当局から2部リーグ降格処分を受けた。その後に異議申し立てを行い、降格処分は撤回されたが、人件費や移籍金を制限する処分が科せられた。

ポルトガル人のフォンセカ監督は1日のアンジェ戦直後、報道陣に退任について語らなかったが、選手たちにはロッカールームで伝えたという。

後任には元ユベントス監督のチアゴ・モッタ氏と元ブラガ監督のカルロス・ビセンス氏の名前が浮上している。フランスの複数の情報サイトではモッタ氏の高額な給料を理由に、ビセンス氏の就任が濃厚だと報じられている。(松本愛香通信員)