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コース紹介

箱根駅伝コース図

往路(107・5キロ)概要と記録

<1区=21・3キロ>

 東京・大手町の読売新聞社前から鶴見中継所。前半に新八ツ山橋の上り、後半に新六郷橋の下りがあるが、全体的に平たんコース。レースの流れを左右する。区間記録は1時間1分6秒(2007年=東海大・佐藤悠基)

<2区=23・1キロ>

 鶴見中継所から戸塚中継所。平地の最長区間。「花の2区」と呼ばれ各チームのエースがしのぎを削る重要区間。ごぼう抜きが見られる区間で、09年のダニエル(日大)の20人抜きは不滅の記録。10年はスーパールーキー村沢(東海大)が10人抜きし、翌11年には17人抜きして1時間6分52秒のタイムで区間1位。14キロ地点の権太坂、残り3キロの上り坂がポイント。区間記録は1時間6分04秒(2009年=山梨学院大・モグス)

<3区=21・4キロ>

 戸塚中継所から平塚中継所。10キロ付近まで緩やかな下り坂。浜須賀から海岸沿い(国道134号)を走るため海風の影響を受けやすい。正面に富士山、左手に相模湾と一番の景勝地を走る。11年はコスマス(山梨学院大)が11人抜きした。区間記録は1時間1分38秒(2012年=山梨学院大・コスマス)

<4区=18・5キロ>

 平塚中継所から小田原中継所。全区間中、もっとも短い。前半は平たんだが、後半は細かなアップダウンが続く。スピードランナーが競う、山上りへのつなぎの区間。区間記録は54分34秒(2011年=帝京大・西村友修)

<5区=23・2キロ>

 小田原中継所から芦ノ湖畔。箱根湯本駅の先からつづら折りの急こう配の坂を上る、天下の険の「山上り」。標高差は864メートル。寒さ対策も鍵を握る。ゴール前5キロ弱は下り。函嶺洞門が14年2月から通行止めとなり、その脇に開通したバイパスを15年から走行。別ルートとなるため距離にして20メートルの差が出る。前回までの記録は参考記録となり、15年からの記録が新規記録となった。区間記録は1時間16分15秒(2015年=青学大・神野大地が1時間16分15秒)。参考記録は1時間16分39秒(2012年東洋大・柏原竜二)

復路(109・6キロ)概要と記録

<6区=20・8キロ>

 芦ノ湖畔から小田原中継所。午前8時に往路のゴール順にスタート。往路優勝校との差が10分以上のチームは同10分に一斉スタートする。5区とは逆に序盤4キロの上りを過ぎると、山を駆け下り続ける過酷なコース。ゴール前3キロはほぼ平たん。5区と同様、ルートが変わり15年からの記録が新規記録。区間記録は58分31秒(2015年=早大・三浦雅裕)。参考記録は58分11秒(2011年=駒大・千葉健太)

<7区=21・3キロ>

 小田原中継所から平塚中継所。前半はほぼ平たんで、9キロ過ぎからアップダウンが続くコース。気温が上がる時間帯で、ペース配分が難しい。区間記録は1時間2分32秒(2012年=東洋大・設楽悠太)

<8区=21・4キロ>

 平塚中継所から戸塚中継所。シード権争いが激しさを増すつなぎ区間。16キロ過ぎまでは平たんだが、遊行寺坂が選手を苦しめる。区間記録は1時間4分5秒(1997年=山梨学院大・古田哲弘)

<9区=23・1キロ>

 戸塚中継所から鶴見中継所。スタート直後は下り。起伏が多く、復路のエース区間。ここで抜け出せるかがカギ。区間記録は1時間8分1秒(2008年=中央学院大・篠藤淳)

<10区=23・0キロ>

 鶴見中継所から大手町・読売新聞社前。99年に日本橋を回るコースに変更され、往路より1・7キロ長い。最後のドラマが生まれる最終区間。沿道の歓声もピークとなり、シード権争いなど、目が離せない区間。区間記録は1時間8分59秒(2007年=順大・松瀬元太)









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