コニカミノルタは不運もあり、2年ぶりの優勝には届かなかった。

 2区では2位集団にいたクイラが、沿道から突然飛び出した犬につまずいて転倒するアクシデント。10位まで順位を落とし、「あれがなければ、1位か2位だった」と恨めしそうだった。

 その後は懸命に追い上げ、33秒差の2位で出た最終7区では野口が区間賞の走りで一時はトップと約10秒差まで迫る粘りも見せた。ただ宇賀地が4区区間7位に終わるなど、主力が本来の力を発揮できなかったのが響き2位フィニッシュ。

 6区では設楽啓太が区間10位にとどまって先頭から突き放され、「思うような走りができなかった」と力なく話した。