男子は茂木圭次郎(20=旭化成)が、日本歴代6位の1時間0分54秒の好タイムで日本人トップの3位に入った。3月の世界ハーフマラソン選手権(英カーディフ)代表に決定。

 先頭グループでレースを展開した茂木は、最後の1キロで海外勢に後れを取ったが、2度目のハーフマラソンで1時間3分11秒だった自己記録を2分以上も更新した。「優勝を目標にしていたので、くやしい。勝負しようという姿勢だったので、0分台が出たと思う。ペースは考えなかった」と振り返った。

 男子は箱根駅伝を目指して大学に進学する選手が多い。茂木も東京・拓大第一高卒業時に関東の強豪大学から勧誘を受けたが「旭化成に入る方がいいと思った」と社会人入りを選択した。現在入社2年目の20歳だ。20年東京五輪でマラソンを狙える逸材は「将来的には大きな舞台で結果を出す」と意気込んでいた。