札幌開催となった20年東京オリンピック（五輪）マラソンに向けて、国際オリンピック委員会（IOC）、ワールドアスレチックス（世界陸連）、大会組織委員会の担当者が14日、現地を視察。組織委の森泰夫大会運営局次長は、未定のコース後半について、来週中に決定の方向と明かした。

コースについては、大通公園発着と前半20キロのコース1周は決まっているが、後半22・195キロ分は未定。世界陸連は約7キロを3周することを希望し、組織委は前半と同様に約20キロコース1周案のほか、新たに約10キロのコース2周を検討している。この日は決定済の前半20キロコースを確認し、複数ある後半コースも巡回した。森大会運営局次長は「これまでは机上の、地図上の議論だったが、認識が共有できた。細かい部分を精査して準備を進めていく。3者とも（来週中に決定という）その認識でいる」と述べた。