東京オリンピック(五輪)男子マラソン日本代表の服部勇馬(26=トヨタ自動車)が、5区で意地の走りを見せた。

4区大石港与(同)から2位と12秒差のトップでたすきを受けると、安定感のある走りで首位を堅持した。11キロすぎから2位村山謙太(旭化成)の猛追に苦悶の表情を浮かべる場面も。昨年の自身の区間賞タイム(45分47秒)に4秒及ばなかったが、区間3位の45分51秒だった。

2位に付けた村山は、粘りの走りで区間賞となる45分44秒の好記録をマーク。一時は16秒あった服部との差を5秒まで縮める力走だった。村山は「(区間賞は)東京マラソンへのステップにつながる」と今後に向けて大きな自信を得た。