女子長距離の新谷仁美(31=積水化学)が19日、米ヒューストンで行われたハーフマラソンに出場し、1時間6分38秒の日本新記録を樹立した。従来の記録は06年福士加代子の1時間7分26秒。ナイキの厚底シューズを履き、実に14年ぶり、48秒の大幅更新となった。

13年世界選手権モスクワ大会の女子1万メートルで5位入賞を果たした新谷は14年1月に1度現役を引退し、事務職としてOL生活を送っていた。18年に現役復帰し、昨年の世界選手権女子1万メートルでは11位。同種目の20年東京五輪の参加標準記録も突破している。福士らが出場する26日の大阪国際女子マラソンではペースメーカーを務める。