日本陸連は13日、5月から延期になっていたセイコーゴールデングランプリ東京(日刊スポーツ新聞社共催)を8月23日に国立競技場で開催すると発表した。建て替えられて以降、国立競技場で、陸上の大会が開催されるのは初となる。

例年は海外からもトップ選手が集まるが、コロナ禍により、それはかなわなかった。今回の出場選手は国内のみとなる。代わりに、日本陸上界の未来を担う高校生に特別な出場枠を用意する。全国高校総体の中止で失意に陥った高校生を少しでも救済できるよう、東京五輪のメインスタジアムとなる場所で、国内トップ選手と“ガチ対決”できるようにする。種目は決まり次第、発表。無観客での開催にはなるが、TBS系やインターネットで生中継される。

日本陸連の横川浩会長は「栄えある国立競技場の舞台では、日本を代表するトップアスリートと将来のオリンピアンを目指す高校生アスリートがともに競技し、元気な姿と陸上競技の魅力を存分に届けてまいります」とコメントした。