女子1500メートルで卜部蘭(25=積水化学)が、セカンドベストとなる4分12秒44で優勝した。「リラックスしながら走ってそういうタイムが出せた。長距離に向けて練習してきたことも(好結果に)つながった」と納得の表情を浮かべた。

所属していたナイキTOKYO TCの解散により、今年1月に積水化学に移籍。コロナ禍の影響で新しいチームメートとは一緒に汗を流せなかった中で、黙々とトレーニングに励んできた。その甲斐あって、課題だった持久力の向上に手応えを感じつつある。

連覇がかかる来月の日本選手権では、伸び盛りの田中希実(豊田織機TC)との再戦が濃厚。8月のセイコー・ゴールデングランプリでは終盤、一気に突き放されたが「(タイムを)自分でつくりだせるようにしたい」と力を込めた。