男子は市田孝(28=旭化成)が日本歴代4位となる1時間0分19秒で、日本人トップの2位だった。

10キロを28分30秒、15キロは42分54秒で通過した。20キロ手前で、優勝したパトリック・ワンブィ(NTT西日本)に離されたが、最後まで粘った。ワンブィと7秒差でフィニッシュ。14年の自己ベストを1分44秒も大幅更新した。

市田は「オリンピック代表も1万メートルの枠がある。諦めずに練習を継続したい」と話した。

双子の市田兄弟の兄は、弟の宏とともに鹿児島・吉野中、鹿児島実高、大東大と歩み、世代のトップ選手として活躍。そして今も、旭化成で一緒に活躍する。マラソンの自己ベストは2時間12分32秒で、昨年5月にはエディオンに所属する長距離選手、西田美咲との結婚を発表していた。