神野大地「青学対決」制す 後輩一色「大人げない」

2時間20分31秒の3位でゴールする愛知アンカー神野(右)と4位でゴールする京都アンカー一色(撮影・清水貴仁)

<全国都道府県対抗男子駅伝>◇22日◇広島市平和記念公園前発着(7区間=48キロ)

 愛知のアンカー神野大地(23=コニカミノルタ)が青学大の後輩との激しいつばぜり合いを制し、3位に食い込んだ。

 5位でたすきを受け、京都の一色、静岡の下田らと並走。「気持ちをこらえながら、絶対に行ける場面を見極めていた」と橋の下りを利用してスパートを仕掛け、食い下がる一色を振り切った。

 先輩の面目を保った神野は「楽しいのもあったが、ここで負けたら情けない思いが強かった」と安堵(あんど)の表情。一方の一色は「大人げない」と苦笑を浮かべつつ「まるで(一緒に)練習している感じだった。見ている方は楽しかったのでは」と話した。