桐生祥秀窮地救った!リレー予選落ち危機も3人抜き

男子400メートルリレー予選で2組4着となり、タイム順で辛くも決勝進出を決めた桐生(右)は苦笑い。左は胸をなで下ろす森下(撮影・河野匠)

<陸上:関東学生対校選手権>◇第1日◇25日◇横浜市・日産スタジアム

 陸上の桐生祥秀(21=東洋大)がチームの窮地を救った。

 男子400メートルリレーの予選に出場。東洋大はバトン渡しのミスが続き、アンカーの桐生は7番手でバトンを受けた。「オリンピックよりいい色のメダルを取りたい」と優勝を狙っていたが、予選落ちの危機。予定ではやや流すはずだったが、本気の走りで3人抜き。4着に滑り込んでタイム(39秒88)により、26日の決勝に進出した。

 桐生は「盛り上げてくれましたね。無事通ってよかったです。ガチダッシュでした。緩めたら、落ちる可能性があったので」と安堵(あんど)した。バトン渡しをミスした後輩から「すみませんでした」と謝られたが、満面の笑みをかえしていた。