多田修平、初の決勝で2位「力はついてきている」

男子100メートル決勝 10秒16の2位で表彰台に上がり笑顔で手を振る多田(撮影・清水貴仁)

<陸上:世界選手権代表選考会兼日本選手権>◇第2日◇24日◇大阪市・ヤンマースタジアム長居◇男子100メートル決勝

 10日に追い風参考ながら9秒94を記録した多田修平(21=関学大)が初の決勝で10秒16の2位に入った。

 追い風0・6メートル、降りしきる雨の中で、スタートダッシュに成功。中盤でサニブラウンに逆転されたが、ケンブリッジ、桐生、山県の16年リオデジャネイロ五輪代表組に堂々と勝利した。

 「地元だったので『楽しく走ろう』ということを一番に考えました。注目されている中でも、タイムが出せるということに気付きました」

 東大阪市出身で現在は関学大3年。初の世界選手権代表へ大きくアピールし「9秒台が自然と出せる力はついてきている」と成長を実感する走りとなった。