2冠へ視界良好だ。全日本大学駅伝(名古屋・熱田神宮~三重・伊勢神宮=8区間106・8キロ、日刊スポーツ新聞社後援)は今日5日に号砲が鳴る。出雲駅伝に続く優勝を狙う東海大の両角速監督(51)は「出雲の時より、全員の調子がいい。そういう意味では自信がある。不安は監督が寝られるかだけです」と手応えを示した。
前回大会とはまるで違う。1年前は大会直前に当時1年生でエース格だった関が胃腸炎で離脱。その他の補欠メンバーも胃腸炎やケガに見舞われた。青学大の対抗馬とも目されていたが7位に沈んだ。今年は役者が万全。14年ぶり2度目の頂点へ準備台は整った。
勝負のポイントには、その悔しさを胸に秘める関が走る4区を挙げ、5区につなぐ時点で「先頭争いをしていることが大切。そこから逃げ切りたい」とした。黄金世代と言われる2年生が順調に力を伸ばす。出雲駅伝では青学大に1分33秒差の独走で制したが、選手には「優勝は口にするな」と厳命し、チャレンジャー精神で挑む。「青山祭大作戦」と銘打つ青学大とは正反対のチームカラー。お祭りムードは封印し、覇権交代を狙う。【上田悠太】