桐生祥秀「まだまだ記録更新を」故郷彦根で陸上教室

故郷の滋賀県彦根市の大久保市長(左)から市民栄誉賞特別賞を表彰される陸上の桐生(撮影・近間康隆)

 陸上男子100メートルで日本記録の9秒98を持つ桐生祥秀(21=東洋大)が5日、故郷の滋賀・彦根市内で陸上教室を行った。「彦根南ロータリークラブ創立40周年記念事業」と銘打たれたイベントで、地元の中学生らと交流した。

 桐生は「勝敗もあるけど、中学時代は楽しんで陸上をやってほしいです。勝っても負けても楽しい中学校の陸上だったなと思えれば、人生の糧になると思います」と話した。

 イベントの前には、彦根市市民栄誉賞特別賞の表彰を受けた。「地元の彦根市は生まれ育った特別なところ。気を使わないで過ごせるし、彦根市を盛り上げたい。9秒98を出したけど、僕はまだ21歳なので、まだまだ自己ベストを更新していきたい」と意気込んでいた。