V候補神奈川大が往路15位「山の怖さ」/箱根駅伝

15位に終わり、記者の質問に答える神奈川大の大後監督(撮影・狩俣裕三)

 3強の一角で、20年ぶりの総合優勝が期待された神奈川大は5時間38分4秒で、まさかの往路15位に沈んだ。

 1区の山藤が6位につけ、2区のエース鈴木は物足りないとはいえ3位に順位を引き上げた。3区で4位となったが、4区は大塚が区間賞を獲得して3位に浮上。首位の東洋大とは2分39秒差で5区の山登りに突入。だが、5区の荻野(2年)は大きなケガや体調不良はなかったものの、初出場の重圧で足にけいれんが発症。区間20位と大失速した。大後監督は「結果は受け止めようもない。山の怖さですね」と神妙に話した。優勝候補が一転、シード落ちの危機。「焦らず1つ1つ順位を上げたい」と続けた。