マラソンGCは来年9・15 神宮発着の本番コース

東京五輪マラソン代表への道

 日本陸連は15日、都内で会見し、20年東京オリンピックのマラソン代表3枠中2人を決めるグランド・チャンピオンシップ(GC)のコースを発表した。

 東京オリンピックでは新国立競技場発着点となるが、まだ完成していないため、神宮外苑を発着する。発着点以外は五輪本番と同じコースを予定。浅草・雷門や銀座、東京タワー、皇居など都心の名所を巡るコースとなった。折り返し点は増上寺と二重橋前付近の2度。

 日本陸連の横川浩会長(70)は「素晴らしいコース。白熱したレースになる。東京2020五輪代表の立場をつかみ、日本人ランナーが大活躍することを期待したい。(五輪の)実質的なテストイベント、テストマッチの意味合いもある」と話した。

 19年9月15日(日)午前9時台の号砲の予定。男女は別スタートとなる。同レースで優勝すれば、東京オリンピック代表に内定。2位、3位のうち、来年4月30日までの国際陸連の公認大会で、男子は2時間5分30秒、女子は2時間21分0秒以内のタイムを出した選手のうち上位者が内定。該当選手がいない場合、2位がオリンピック代表権を獲得する。

 現在、GC出場権を持つのは男子が大迫傑(27=ナイキ・オレゴン・プロジェクト)川内優輝(31=埼玉県庁)設楽悠太(26=ホンダ)ら13人。女子が松田瑞生(23=ダイハツ)安藤友香(24=スズキ浜松AC)関根花観(22=日本郵政)ら6人。