桐生祥秀が決勝進出「タイム狙わずしっかり順位を」

男子100 メートル 準決勝 第1組 10秒16で同組1位となり決勝進出を決める桐生(左)。右は同組2位のケンブリッジ(撮影・横山健太)

<陸上:ジャカルタ・アジア大会代表最終選考会兼日本選手権>◇第1日◇22日◇山口市・維新みらいふスタジアム◇男子100メートル準決勝

 昨年9月に日本人初の100メートル9秒台を出した桐生祥秀(22=日本生命)が決勝に進んだ。ケンブリッジ飛鳥(25=ナイキ)、多田修平(21=関学大)ともに1組に出場。10秒16(向かい風0・3メートル)の1着でゴールした。ケンブリッジは10秒24の2着、多田は10秒31の3着で決勝に進んだ。

 レース後は「内容としても明日ギアをもう1段上げないと、優勝は厳しいかなと思う」と振り返り「決勝は勝負。タイムは狙わずしっかり順位を狙いたい」と23日に行われる決勝をにらんだ。

 2組に出場し10秒19(向かい風0・3メートル)の1着で決勝に進んだ山県亮太(26=セイコー)は「(決勝は)見応えのあるレースができれば」と話した。