世古和が初V「実感湧かない」福島と市川に競り勝つ

女子100メートル表彰式で笑顔で写真に納まる、左から福島、世古、市川(撮影・横山健太)

<陸上:ジャカルタ・アジア大会代表最終選考会兼日本選手権>◇第2日◇23日◇山口市・維新みらいふスタジアム◇女子100メートル決勝

 世古和(せこ・のどか、26=乗馬クラブクレイン)が追い風0・8メートルの状況下、11秒64を記録して初優勝を果たした。

 同種目は16年まで現セイコーの福島千里(北海道ハイテクAC)が7連覇。17年は市川華菜(ミズノ)が制していた。

 今回、世古は2位の福島に0秒02差、3位の市川には0秒03差で競り勝ち「狙ってはいたけれど、実感が湧かないです」と日本一の余韻に浸った。

 三重県出身の世古は宇治山田商高、筑波大を経て、現所属先に進んだ。自己記録11秒52に迫る好レースで、初の頂点に達した。