上武大、出遅れも11位滑り込み「正直ほっとした」

箱根駅伝予選会で11位通過の上武大はガッツポーズする(撮影・柴田隆二)

<第95回箱根駅伝予選会>◇13日◇東京・陸上自衛隊立川駐屯地〜立川市街地〜国営昭和記念公園◇21・0975キロ(ハーフマラソン)

上武大は11位で予選を突破し11年連続での箱根出場を決めた。10キロ通過順位で14位と出遅れたが、出場ラインの11位に滑り込んだ。

エースの太田黒卓(4年)は「正直ほっとした」と表情を緩ませた。今大会からハーフマラソンとなり例年の20キロよりも約1キロ距離が伸びたことが幸いだった。「前半のスピード勝負は厳しいので、まずは落ち着いて入って、後半こぼれててきたところを拾っていく作戦だった」。しかし、想像以上に他大のスピードも速く、「思った以上にコンディションが良くて、沿道からも『やばい、やばい、今13位だよ』とか声をかけられて、信じるしかない、1人1人抜いていこうと走った」と苦笑い。「ぎりぎりでも予選は通過できたので作戦も成功したのかな」と笑みを浮かべた。