日本陸連「従うしか」マラソン前倒しまたデータ収集

2018年7月14日午後1時30分ごろ、銀座4丁目交差点アスファルト付近で気温45・8度を記録(日刊スポーツ調べ)

2020年東京オリンピック(五輪)のマラソンが、早朝5時台のスタートとなる可能性が出てきた。これまでは午前7時とされていたが、今夏の猛暑を受けて見直しの必要性が浮上。自民党が21日、検討していたサマータイム導入を断念したことで、開始時間の前倒しが現実的になった。

日本陸連の河野匡長距離・マラソンディレクター(58)は「決まった時間に従い、ベストパフォーマンスを出せるようにしていくしかない」と話した。大会直前の変更ではなく、残り1年半以上の期間があるだけに大きな影響はないとした。ただ日本陸連は過去に午前7時のスタートに合わせ、気温や発汗量などのデータを測定し、暑熱対策を練ってきた。新たなデータを集める必要性も出てきそうだ。