プロランナーに転向した川内優輝（32）が3日、都内で「あいおいニッセイ同和損保」への所属会見を行った。

新たな門出に、5月に結婚する元実業団デンソーの水口侑子（33）がサプライズ登場。結婚することが明らかになってから、初の2ショットが実現した。

2人は学生時代にニューカレドニア国際マラソン大会で出会い、その後、11年東京マラソン後、メールのやりとりを重ねるようになった。川内も競技に真摯（しんし）に打ち込む、水口にひかれる形で、そのままランナー婚としてゴールイン。理想の家族像を「親子、家族で走る家庭になれば」と思い描いている川内。全日本実業団女子駅伝3連覇に貢献している、まさに最高の伴侶と、新たな所属先で歩んでいく。

水口は「大好きな陸上中心の生活になりますが、まずは体を大事にして自分が納得できるまで、思い描いた道を進んでください」と言うと目頭を押さえた。「プロランナーとして活躍できるようにサポートしていきます。今までは時間に制限ある中、結果を残してきましたが、これからは自分のやりたいように時間を使える。時には思うようにいかない時もあるかもしれませんが、ネガティブになって悪循環に陥らないように、何でも相談してもらって一緒に解決していけたらいい。プロになって結果は求められますが、多くの人から愛されるランナーとなるように応援しています」とメッセージを送った。

川内は「本当苦しい時に今後は1人でなく、支えてもらえる。うれしく思った。2人で日本中、世界中を回れたらいい」と話した。