<バンクーバーマラソン>◇5日(日本時間6日)◇カナダ・バンクーバー(42・195キロ)
祝! 結婚前祝いのアベックVだ。男子マラソンの川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損保)が5日、カナダのバンクーバーマラソンに出場し、2時間15分1秒で優勝した。また今年3月まで実業団デンソーで活躍した婚約者の水口侑子さん(33)も2時間41分28秒で女子を制した。
今月に婚姻届を出す幸せいっぱいの2人が、さらなる喜びに包まれた。川内は30キロでエチオピア人選手に29秒の先行を許すも、ここから真骨頂。持ち前の粘りを発揮し、38キロ付近でトップに立った。後続に2分以上の差をつけて、フィニッシュした。自身のツイッターで「向かい風の中、諦めずに粘り続けて逆転できた」と喜びをつづった。
3月末に埼玉県庁を辞め、4月のプロ転向後、初となるマラソンVだった。うれしいのは、これだけではない。18日に挙式し、その後に結婚する水口さんも一時は先頭から引き離されながらも、終盤に女子トップに立って、初となるマラソンでの優勝を果たした。カナダへの“ハネムーン”遠征で、アベック優勝を達成。レース後は2人で優勝カップを持ち、川内が水口さんの肩に手を回して、笑顔で記念撮影に応じた。大会の公式サイトも「川内&水口のエリート日本人カップルがバンクーバーマラソンのタイトル獲得」と紹介し、祝福した。
川内は理想の家族像を「親子、家族で走る家庭になれば」と思い描いていた。理想の“妻”と最高の“夫婦”生活をスタートさせたようだ。