桐生ら世界選手権で日本人最上位メダルなら五輪内定

桐生祥秀(2018年6月22日撮影)

日本陸連は28日、都内で理事会を開催し、20年東京オリンピック(五輪)の参加標準記録を突破している選手が、今秋の世界選手権(ドーハ)で日本人最上位でメダルを獲得した場合、その時点で内定とする案を承認した。

同参加標準記録を満たしていない選手が、世界選手権で日本人最上位となるメダルだった場合には、20年日本選手権までに同記録を突破した時点で、内定を得られる。

東京五輪の参加標準記録は男子100メートルでは10秒05。同種目では桐生祥秀(23=日本生命)、小池祐貴(23=住友電工)、サニブラウン・ハキーム(20=米フロリダ大)が満たしている。男子走り高跳びは、日本記録2メートル35を持つ戸辺直人(27=JAL)にメダルの期待が懸かる。戸辺はまだ東京五輪の参加標準記録(2メートル33)を有効期間内にクリアしていないが、今後の競技会で突破していくことが予想される。