川内優輝「時差を直さないこと」深夜号砲へ異例調整

世界選手権のマラソン代表発表会見で抱負を語る川内(撮影・上田悠太)

日本陸連は28日、都内で会見し、今秋の世界選手権(ドーハ)の男女マラソン代表を発表した。

4度目となる代表に選ばれた川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損保)は「経験者としてしっかり結果を残さないといけない」。17年世界選手権は入賞に3秒届かなかった。「入賞をプロランナーになった以上、果たさないといけない。市民ランナー時代に越えられなかった壁を越えたなと思ってもらえるレースをしたい」と抱負を語った。

レースは深夜23時59分の号砲。ドーハの時間は日本からマイナス6時間。朝のレースも走った経験のある川内は「机上の空論」とした上で「時差を直さないことを試してみたい」。異例の深夜号砲も見方を変えれば、日本時間なら朝5時59分号砲のレースとなるだけに、あえて時差調整をしない調整プランも示唆した。