瀬古氏「異様な緊張感」代表4選手に五輪の心得伝授

合宿初日の練習後の取材に応じる瀬古マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(撮影・浅水友輝)

マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で20年東京オリンピック(五輪)代表となった4選手ら、MGC上位5選手が25日、北海道千歳市内で28日までの合宿をスタートした。

練習前ミーティングでは、瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーが五輪への心得を伝授。64年東京大会銅メダルの円谷幸吉氏(故人)のエピソードや自身の84年ロサンゼルス大会の失敗談を伝え「今回は地元開催で異様な緊張感がある。コミュニケーションが取れるようにしていきたい」と意図を説明した。女子1位の前田穂南(天満屋)は「しっかり自覚を持ってこれからやっていきたい」と気を引き締めていた。男子3位の大迫傑(28=ナイキ)は不参加。