静岡県選抜は最下位 朝日は意地の区間8位 駅伝

3区区間8位の静岡県選抜・朝日(左)と1区区間3位の日体大・赤堀

<全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)>◇30日◇富士山本宮浅間神社前-富士総合公園陸上競技場(7区間43・4キロ)

静岡県選抜は、2時間37分7秒で2年連続の最下位に終わった。苦しんだレースの中、3区の日体大2年・朝日春瑠(はるる、富士市立高出)が、区間8位の力走でチーム唯一の区間順位1ケタを記録した。大学では中距離(800メートル)専門のため、駅伝チーム入りができなかったが「地元ということもあり、どうしても出たかったので選抜チームに入りました」。出場決定後、駅伝チームとともに練習に励んできた。

富士宮市出身で、高校時代は運営スタッフの1人として大会に参加していた。前回大会観戦時に県選抜の正式参加を知り、出場への思いが高まったという。念願がかなった今大会で好結果を残し、「とてもうれしかった。来年も出たいです」と、声を弾ませた。

◆その他の県出身者の区間順位 ▽2区(9)牛佳慧(拓大1年、浜松開誠館高出)▽4区(8)室伏香音(大阪学院大2年、加藤学園高出)▽5区(12)三浦佑美香(立命大4年、長泉北中出)(13)加藤詩帆加(大阪学院大2年、常葉大菊川高出)▽6区(7)平野文珠(日体大4年、松崎高出)▽7区(18)大石楓(玉川大4年、日大三島高出)