五輪代表服部が意地の走りも5区区間賞は粘った村山

スタート地点の群馬県庁前を出発する37チームの選手たち(撮影・平山連)

<陸上:第64回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)>◇1日◇群馬県庁前発着(7区間100キロ)◇37チーム

東京オリンピック(五輪)男子マラソン日本代表の服部勇馬(26=トヨタ自動車)が、5区で意地の走りを見せた。

4区大石港与(同)から2位と12秒差のトップでたすきを受けると、安定感のある走りで首位を堅持した。11キロすぎから2位村山謙太(旭化成)の猛追に苦悶の表情を浮かべる場面も。昨年の自身の区間賞タイム(45分47秒)に4秒及ばなかったが、区間3位の45分51秒だった。

2位に付けた村山は、粘りの走りで区間賞となる45分44秒の好記録をマーク。一時は16秒あった服部との差を5秒まで縮める力走だった。村山は「(区間賞は)東京マラソンへのステップにつながる」と今後に向けて大きな自信を得た。