<第96回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根-東京(5区間109・6キロ)
山下りの6区で、東海大・館沢亨次(4年)が、区間新の57分17秒をたたき出した。従来の区間記録57分57秒(青学大・小野田)を40秒も更新した。
館沢は、4位スタートから猛然と飛び出して、まずは3位東京国際大を抜いた。「下りが得意な選手に下りで勝負してもだめなので、自分の得意な平地、登りで勝負しようと思った。最初の5キロは突っ込み気味で入りました」。
18年ジャカルタ・アジア大会男子1500メートル代表のエースは、下りでも必死で前を追った。「区間賞を狙っていたわけではないけど、青学さんとの差を1秒でもつめようと思った結果、タイムもついてきました」。3分22秒あったトップ青学大との差を2分21秒まで縮めて、3位で7区にたすきを渡した。
エースは力を使い果たしてゴール後はあおむけに倒れ込んで、荒い呼吸を繰り返した。今季はけがに泣いて不完全燃焼も多かった。レース後は左足をひきずるしぐさも見られたが「ちょっとマメができたが、もういいかなと。ここまでチームに迷惑しかかけてない。最後の箱根で、主将としてほっとしています」と、少しだけ笑顔を見せた。