小原怜が五輪代表権失う、監督は3月名古屋出場否定

2時間28分12秒の13位でゴールする小原怜(右)(撮影・清水貴仁)

<陸上:大阪国際女子マラソン>◇26日◇ヤンマースタジアム長居発着(42・195キロ)

昨年9月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)3位で暫定的に東京オリンピック(五輪)の代表権を持っていた小原怜(29=天満屋)は、2時間28分12秒の13位でその権利を失った。

風邪気味のなか、序盤は先頭集団で軽快な走りを見せたが、17キロ付近で失速。必死に前を追うも届かなかった。レース後は自力で立てず、両脇を抱えられて会場を後にした。「右の小指の爪が移動するぐらい(痛めていた)。とにかくゴールまで走りきろうと思った」と振り返った。

武冨豊監督(65)は「オリンピックで戦うイメージができてなかった」と残念がった。五輪への最後のチャンスは3月の名古屋ウィメンズだが、指揮官は「私は考えていない」と出場を否定した。