福士加代子が途中棄権「心と体が…」5度目五輪逃す

途中棄権しナゴヤドームに戻った福士(撮影・森本幸一)

<陸上:名古屋ウィメンズマラソン>◇8日◇ナゴヤドーム発着(42・195キロ)

5度目のオリンピック(五輪)を狙った福士加代子が、散った。

15キロすぎで先頭から遅れた。トップの一山から約7分遅れで30キロを通過して途中棄権。永山監督と合同で出したコメントで「15キロ近くでレースペースがうまくつかめず、20キロまでの間で何とか集団の中でリズムをつかもうとしたが、思うように体が動かなかった。その時点で体が冷えてしまって、動きがかたくなり、心と体がレースペースに反応できなかった」と振り返った。今後について「一度リセットした上で、冷静なプランを考えたいと思います」とした。