仙台育英8度目アベックV 初の都大路V2に弾み

2年連続12度目の優勝を果たした仙台育英の選手たち。左から1区・堀、2区・森、3区・中沢、4区・二村、5区・佐藤、6区・ディラング、7区・高橋(撮影・山田愛斗)

<東北高校駅伝>◇12日◇岩手・一関遊水地内特設コース(一関水泳プール北発着)◇男子7区間(42・195キロ)女子5区間(21・0975キロ)

全国連覇を狙う仙台育英の男女チーム(ともに宮城1位)が13年ぶり8度目のアベック優勝を飾った。

県予選から出走メンバー7人全員を入れ替えた男子は2時間4分53秒で2年連続12度目、メンバー3人を入れ替えた女子は1時間10分4秒で3年ぶり15度目の優勝を決めた。ともに層の厚さを見せつけ、史上初となる都大路アベック2連覇に弾みをつけた。

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男子の仙台育英は2年生トリオが躍動し、王者のプライドを示した。全国高校駅伝県予選から全メンバーを入れ替え臨んだが、層の厚さを証明。2位と23秒差でタスキを受け取った7区のアンカー高橋海童(2年)は、先行する青森山田を残り1・3キロ付近で逆転。「全然追いつけず、やばいと思った」。焦りもあったが「前をとにかく追いかけて絶対1位を取るという気持ちだった」。アンカー勝負を制し、区間賞の走りでゴールテープを切った。

最長10キロの1区で好走した堀颯介(2年)が流れを作り「自分の中ではそれなりの走りができた。9キロまでは良かったが、ラスト1キロで弱さが出て、冷静さが足りないのが反省点」。それでも1位と5秒差の3位でタスキをつないだ。4区の二村昇太朗(2年)も区間賞で勝利を引き寄せた。「前は強い選手で、少しでも差を縮めようという思いだった。最初の入りがゆっくりになったのは心残りだが、区間賞を取れたのは良かった」と振り返った。

真名子圭監督(41)は大胆なメンバー変更について「ほとんどが初駅伝の1、2年生で力を試したかった。3位入賞を目指していたが、Bチームで優勝は収穫」と声を弾ませた。「1区と4区の走りが大きい」と勝因を挙げ、連覇を目指す来月の都大路へ「(Bチームは)かなりいいアピールになった。Aチームもうかうかしてられない」。熾烈(しれつ)なレギュラー争いが、チームをさらに押し上げる。【山田愛斗】