広中璃梨佳、残り半周で五輪奪われ「まだまだ弱い」

日本陸上競技選手権大会・長距離種目 女子5000メートル 15分5秒65で1位となる田中希実(左)、右は2位広中璃梨佳(撮影・清水貴仁)

<陸上:東京五輪代表選考兼日本選手権>◇4日◇大阪・ヤンマースタジアム長居◇女子5000メートル

途中からレースを引っ張ってきた広中璃梨佳(りりか、日本郵政グループ)は最後に力尽き、残り半周で田中に先頭を奪われた。「相手を気にせず、自分のレースで最後まで押していこうと思っていた。最後は、まだまだ弱い自分がいるなと感じた」。

20歳になったばかりの社会人2年目のホープは、来年6月の日本選手権で、再びオリンピック(五輪)切符獲得に再び挑む。「その時には、また一段と強くなった広中璃梨佳を見せたい」と成長を誓った。