白石黄良々が200m予選で右ふくらはぎ付近痛める 前日100mで優勝も

男子200メートル予選、右ふくらはぎを痛めてレースをやめる白石(右)。左は相良(撮影・河野匠)

<陸上:東日本実業団選手権>◇16日◇最終日◇埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場◇男子200メートル予選

19年世界選手権男子400メートルリレー銅メダリストの白石黄良々(24=セレスポ)は右ふくらはぎ付近を痛めた。

男子200メートル予選3組。コーナーを抜ける直前で、苦悶(くもん)の表情を浮かべ、レースを止めた。そのまま走ることができなくなり、右ふくらはぎ付近を押さえた。足を引きずって、レーンの外に出た。そのまま車いすで運ばれた。

この日は200メートルを1本だけ走る予定だったが、それがアクシデントにつながってしまった。

白石は昨年末にアキレス腱(けん)を故障し、4月にも左太もも裏を肉離れしていた。まだ完全に不安が払拭(ふっしょく)されたとは言えない状態だった。その中で前日15日には100メートルを予選、準決勝、決勝と3本走って、優勝していた。