泉谷駿介110m障害13秒29で大会新V ハード日程に「足がパンパン」

男子110メートル障害決勝後、電光掲示板を見つめる泉谷駿介(撮影・近藤由美子)

<陸上:日本学生対校選手権>◇19日◇第3日◇埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場◇男子110メートル障害決勝

東京オリンピック(五輪)代表で、同種目の日本記録13秒06を持つ泉谷駿介(21=順大)が大会新の13秒29で優勝した。1着でゴールしたが、まず天を仰いだ。「やっと終わったなと思いました」と苦笑いした。

初日は走り幅跳び→400メートルリレー→走り幅跳びと“はしご”。18日は“本職”の男子110メートル障害予選と、男子400メートルリレーの決勝に挑み、この日も男子110メートル障害準決勝、決勝と進むなど、3日間出ずっぱりだった。

「久々にこんなハードなスケジュールで。足がパンパン。結構、限界でした。今日はどんな形でも勝つことを意識しました」と振り返った。一方で「自信にもつながりました。これだけやって、この数字が出せた」と満足げな表情を見せた。