東京国際大が史上初の初出場V 大志田監督「ヴィンセントに楽させられた」

初出場初優勝を達成した東京国際大の選手たち。左から大志田監督、1区の山谷、2区の佐藤、3区の丹所、4区の白井、5区の宗像、6区のヴィンセント(撮影・前田充)

<陸上:出雲駅伝>◇10日◇6区間(島根・出雲大社前~出雲ドーム前、45・1キロ)

東京国際大が大会史上初となる初出場初優勝を飾った。

3位でたすきを受け取った3区丹所健(3年)が力強い走りでトップに浮上。そのまま先頭をキープし、最終6区のヴィンセント・イェゴン(3年)が力強くフィニッシュした。

大志田秀次監督は「日本人が課題と思っていたが、1、2、3区といい流れをつくってくれ、逆にヴィンセントに楽をさせることができた。出雲を経験し、これからあとの2つの駅伝でもまた頑張っていきたい」と話した。昨季は全日本、箱根とも10位だった。

2位は青山学院大で、3位は東洋大。国学院大が4位で続いた。

昨季は箱根駅伝と全日本大学駅伝の2冠を獲得した駒大は5位。アンカーで主将の田沢廉(3年)が追い上げたが、それまでのロスが響いた。