現役復帰表明の大迫傑氏「パリはもちろんロスを狙えるような努力、準備」28年五輪へ思い語る

大迫傑さん(2021年12月5日撮影)

21年の東京オリンピック(五輪)を最後に現役を引退し、このほど現役復帰を表明した大迫傑さん(30)が8日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、28年ロサンゼルス五輪への思いを明かした。

約3分半の短い動画で、冒頭「このたび、またプロのランナーとして走りだす決意をいたしました」と明言。今後について「今の気持ちとしては、パリ(24年五輪)はもちろん、ちょっと期間が短いと思うけど、その後のロス(28年五輪)を狙えるような努力、準備をしてやっていけたら、また新しい先が見えてくるんじゃないか」と、6年後の五輪を目標に掲げた。

現役復帰にあたっては、「全てを懸けてゴール(引退)したことには全く偽りはない。結果的に長期休養した形になったけど、戻ることを考えずにしっかりと休んだ結果、新しいものが築けた」と、一度引退したからこそ見えたものがあったと話した。

元選手ではなく、今後は“現役アスリート”という立場で、選手のサポートや子どもたちへの普及活動を行いたいという。