陸上女子の田中希実が4月から豊田自動織機に入社「人としても成長していけるよう」

東京五輪の女子1500メートルで8位入賞し、日の丸を背に広げる田中希実(2021年8月6日撮影)

陸上女子で東京五輪1500メートル8位の田中希実(22=豊田自動織機TC)が、4月1日付で豊田自動織機に入社することになった。22日、同社が発表した。

田中は「大学2年の頃から豊田自動織機TCという形でサポートしていただき、個人を尊重していただいたおかげで、世界の舞台で結果を残していけるようになりました。このような“縁”を大事に、4月から豊田自動織機陸上競技部の一員として、人としても成長していけるよう、自分の殻を破っていきたいと思います」とコメントした。

田中は兵庫県小野市出身。西脇工を経て同志社大へ進学したが、大学の陸上部には所属せず、父の指導を受けながら競技力を磨いてきた。

東京五輪では、1500メートルの日本人女子として初めて4分を切る3分59秒19の日本記録を樹立した。3000メートルでも8分41秒35の日本記録を保持している。