東海大札幌・後藤琉太朗が中大合格「3大駅伝に出場。個人としては区間賞を狙いたい」

中大に合格し、ガッツポーズする東海大札幌・後藤(撮影・山崎純一)

陸上の高校総体道予選男子1500メートル、5000メートルの王者、東海大札幌の後藤琉太朗(3年)が9日、箱根駅伝で最多14度の優勝を誇る中大に合格した。「3大駅伝(出雲、全日本、箱根)に出場。個人としては区間賞を狙いたい」と目標を掲げた。

中学まで野球少年だったが、マラソン大会出場をきっかけに、長距離走に魅力を感じた。高校から本格的に陸上を始め、総体道予選1500メートルで27年ぶりに大会記録を更新。全国では、同種目で14年ぶりに道勢決勝進出を果たしたが14位。「全然通用しなくて厳しいなと感じた。やっぱり体力」と、上位選手との差を痛感した。

高校の駅伝では、全国大会の都大路出場を果たせずに終わった。現在は進学に向け、20キロほどのジョギングを重ねるなど練習を積んでいる。「レベルが高いので不安も多いですけど、その中で頑張っていきたい」と、創部102年の伝統校に飛び込む。【山崎純一】

◆後藤琉太朗(ごとう・りゅうたろう)2004年(平16)4月15日、札幌市生まれ。東海大札幌に入学後から本格的に陸上を始める。自己ベストは1500メートル3分48秒01、5000メートル14分22秒。家族は両親と妹、弟。目標の選手は大迫傑と中大の吉居大和。177センチ、60キロ。