【陸上】田中希実「動かすのは自分から」積極レースで優勝「自信につながる」/GGP

女子1500メートル決勝で優勝した田中(右端)(撮影・足立雅史)

<陸上:セイコーゴールデングランプリ2023横浜>◇21日◇日産スタジアム◇女子1500メートル

21年東京オリンピック(五輪)女子1500メートル8位入賞の田中希実(23=ニューバランス)が、4分11秒56で優勝した。

序盤は集団前方でレースを進め、残り600メートルからギアを上げた。「ラスト1周でいかに上げられるかをテーマにしていた」との狙い通り、残り1周からは先頭へ。海外勢の追い上げにも負けず、1着でフィニッシュした。

「(ラスト400メートルは)60(秒)を切ることを意識して駆け抜けることができた。走りに集中した結果、勝てたことはすごく自信につながる」と真剣な表情でうなずいた。

今年4月に実業団からニューバランスへと所属を移し、プロに転向した。その後は国内で4レースに出走し、4月下旬からは米国で2試合に出場。「アメリカでの1試合目は、私の中ではもう1度チャレンジする気持ちを思い出そうという思いで臨んだ」という。結果は4分13秒17で5位だったが「不安に押しつぶされずにレースを楽しめたのはすごくよかった」と手応えを得た。

さらに渡米先のフラッグスタッフでも「自分でも評価できる練習が積むことができるようになった」と、自信を深めてきた。

プロ転向後7レース目となった今大会では、その積み重ねをレースにつなげた。「動かすのは自分からと決めていて、そこはしっかりできた」。積極的なレース運びを体現できたことにうなずいた。

6月1日開幕の日本選手権(大阪)では1500メートルと5000メートルに出場する。

「今日のラスト100メートルで詰め切れなかった部分を、相手がいても勝ち切れるように意識したい」

2年連続の2冠へ、次も攻めの走りを見せる。【藤塚大輔】

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