【国体】青森・村上来花、女子ハンマー投げ初優勝「会場の雰囲気がすごいすてき」

ハンマーを回す青森・村上

<鹿児島国体陸上>◇13日◇白波スタジアム◇成年女子ハンマー投げ、成年女子100メートルほか

成年女子ハンマー投げで、U20日本記録(65メートル33)保持者の青森・村上来花(らいか、九州共立大2年)が、63メートル75で初優勝を飾った。2連覇した9月の日本学生陸上対校選手権(日本インカレ)に続いて大舞台で勝負強さを発揮した。2位には61メートル11で秋田・小舘充華(みはる、染めQ)が入った。

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手応え十分のビッグスローを決めると、村上が思わず笑顔で両手を突き上げた。2回目の試技が終わった時点で4番手。「自分の空気感にしっかり入り込んで集中できた」。トップ8に入る前の3投目で、きれいな放物線を描いた。63メートル75でトップに浮上。スタンドからの「ライカー!」という声援に手を振って応えた。

国体は本格的にハンマー投げを始めた弘前実(青森)時代を含めて初出場だった。現在は福岡の九州共立大に在籍するが、故郷青森のユニホームをまとって戦う喜びもあった。「(国体は)楽しいって聞いていたんですが、鹿児島の子たちの応援とかで盛り上がっていて、会場の雰囲気がすごいすてきだなって思いました」。昨年は両膝を痛めて欠場。「今年はちゃんと貢献できた」と胸を張った。

9月の日本インカレは2投目で大会新記録の64メートル03を投じて2連覇を達成した。一方、3~6投目はファウルで競技終了となる反省もあった。この日は「最初からハリ(ハンマーがぴんと張った状態)をつくってハンマーを投げられた」。1投目が58メートル67、2投目が55メートル95、3投目が63メートル75、4投目が59メートル52、5投目が57メートル84で、ファウルだった6投目を除いて安定した。

今季は残り2試合を予定し、アジア投てき選手権(韓国)と北九州陸上カーニバルに出場する見込みだ。いずれ日本記録(69メートル89)を超えたいという思いはあるが「まだ全然視野に入っていない。とりあえず自分の65メートル33更新を目標に今は頑張っています」。欲張りすぎず、まずは己との勝負に徹する。【山田愛斗】

○…小舘は2年連続の準優勝となった。3投目で61メートル11をマーク。「また2位かという感じで自分の勝負弱さが出てしまった」と悔しがった。優勝した村上には2メートル64及ばず。「やっぱり1本どこかで絶対に投げてくるので、すごく尊敬していますし、私もちゃんと見習わないといけない」。今後に向けては「1試合1試合をしっかり戦えるようにしていきたい」と話した。

○…成年女子100メートルでは宮城・三浦由奈(筑波大4年)が決勝を11秒72(追い風1・8メートル)で走り、5位入賞を果たした。11秒71だった3、4位とは0秒01差で「70点ぐらい」と自己評価。「納得できる走りではなかったけど、全部出し切った感じです」。成年少年女子共通400メートルリレーにも出場予定で「去年が準優勝だったので、優勝する気でやっています」。大学卒業後も陸上は続ける予定だ。