【箱根駅伝予選会】山梨学院大はわずか3秒差で箱根切符 留学生ムトゥクの力走で引き寄せる

本戦出場を決め喜ぶ山梨学院大の選手たち(撮影・鈴木正人)

<第100回箱根駅伝予選会>◇14日◇東京・陸上自衛隊立川駐屯地~立川市街地~国営昭和記念公園◇ハーフマラソン(21・0975キロ)

山梨学院大が14位東京国際大とわずか3秒差の、10時間39分47でボーダーラインの13位に入り、4年連続37度目の箱根駅伝出場権を手にした。結果的に先頭集団を走った留学生のムトゥクが1時間0分46秒の全体3位でゴールした力走が大きかった。

順位が発表された際に涙を流した高木翔瑛(4年)は「自分が入学してから連続出場が途切れることはありえないと思っていたので……」と、安堵(あんど)に声をつまらせ「本戦では到底戦える力はついていないけど、来年以降の後輩たちにつなげる走りをしたい。シード権が目標」と強気に前を向いた。