【全日本大学駅伝】青山学院大・原監督「5000mの平均タイムはギネス級」箱根で巻き返し誓う

スタート前にウオーミングアップする選手たちをリラックスした表情で見つめる青学大・原監督(中央)(撮影・垰建太)

<全日本大学駅伝>◇5日◇熱田神宮西門前~伊勢神宮内宮宇治橋前(8区間106・8キロ)

5年ぶり3度目の優勝を狙った青学大は、優勝した駒大に3分34秒遅れて2位に入った。最終8区で田中悠登(3年)が、1度は国学院大と中大に追いつかれたが、ラストスパートで振り切って2位を死守した。

1区で若林宏樹(3年)が飛び出して1度は独走したが、終盤に追いつかれてトップの駒大と8秒差の8位でタスキを渡した。原晋監督は「他大学含めて駒沢の先頭いかしちゃだめ。若林は5キロの坂から意表をついたスパートをしろと指示を出してた。2日前に熱が出て走れないようなことを言ったから、もうメンタルだから気持ちを切れてやれば走れると送り出した。頑張りました」と、力走を労った。

5位に終わった出雲駅伝に続いて、ライバルの駒大に大きな差をつけられたが、「2区の黒田朝日(2年)はやっぱり駅伝男、しっかりレースしてくれました。箱根では2区でも山登りでも区間賞争いができる。7区も8区も立派な走りをした。以前、出雲5位、全日本2位で箱根で優勝もあったパターンもあった。いい練習はできている。ブレーキなく箱根を戦いたい。5000メートルの平均タイムは14分00でギネス級なので、走力のベースもある。そこを箱根仕様で仕上げていきたい」と箱根駅伝での巻き返しを誓った。

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