【男子駅伝】“山の妖精”は平地で強い 新潟の山本唯翔が8人抜きの力走

27位でゴールのアンカー山本唯翔。右は28位の山口7区野村颯斗(撮影・加藤孝規)

<陸上:第29回全国都道府県対抗男子駅伝(天皇杯)>◇21日◇広島市平和記念公園前発着(7区間=48キロ)◇47チーム

“山の妖精”が平地でも強さを見せた。

新潟の山本唯翔(城西大4年)がアンカー区間の7区(13キロ)で37分50秒の区間4位と力走。8人抜きでチームの順位を27位へ押し上げた。

山本は今年の箱根駅伝で5区区間新記録を樹立。チームを史上最高の3位へ導いた。山登りでの活躍の印象が強いが、昨年8月にはワールドユニバーシティゲームズ1万メートルで銅メダルを獲得しており、トラックでも実績は十分。この日も平地のロード13キロで同区間学生2番目のタイムを記録した。