日本新記録の前田穂南へ 高橋尚子氏「度胸のある走り。力と気持ち、両方の強さアピール」

前田は2時間18分59秒で日本記録を19年ぶりに更新し感極まった表情でゴールする(撮影・前田充)

<陸上:大阪国際女子マラソン>◇28日◇ヤンマーフィールド長居発着(42・195キロ)

21年東京五輪代表の前田穂南(27=天満屋)が、日本記録を13秒更新する2時間18分59秒の日本新記録で2位となり、2大会連続代表入りに大きく前進した。05年野口みずきの2時間19分12秒を19年ぶりに更新。名古屋ウィメンズ(3月10日)で記録を塗り替えられなければ、今夏のパリ五輪出場が決まる。

◆高橋尚子氏のコメント 前田さんは集団について走るのではなく、度胸のある走りだった。この大会は記録だけを狙うのではなく、パリ五輪の残り1枠を狙って勝たないといけなかった。大きなプレッシャーがある中、力と気持ち、両方の強さをアピールできたと思う。