【マラソン】東京国際大“怪物”エティーリがハーフ日本学生新、07年モグス以来 3種目目更新

東京国際大のリチャード・エティーリ(2023年5月20日撮影)

<陸上:香川丸亀国際ハーフマラソン>◇4日◇Pikaraスタジアム(香川県立丸亀競技場)発着(21・0975キロ)

東京国際大のリチャード・エティーリ(1年)がハーフマラソンの日本学生新記録を樹立した。

59分33秒(速報値)で初優勝。07年に山梨学院大のメクボ・ジョブ・モグスが同大会で記録した59分48秒を上回った。場内インタビューでは、日本語で「良かったです」と笑顔を見せた。

エティーリはケニア出身の留学生で、23年4月に東京国際大へ入学。同下旬に1万メートルで27分06秒88、5月に5000メートルで13分00秒17をマークし、いきなり2種目で日本学生新記録を樹立した。

東京国際大では昨年3月までイェゴン・ヴィンセントが在学し、箱根駅伝では3区間で区間新記録を樹立。同大は昨年10月の箱根駅伝予選会で14位となり、今年1月の本大会出場を逃したが、来季以降の駅伝シーズンでの活躍も期待されている。